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A Florid Observatory​(​華​燭​に​抱​か​れ​た​天​文​台​)

from lantanaquamara​(​ラ​ン​タ​ナ​カ​マ​ラ​) by lantanaquamara

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lyrics

昨日までの 霧は はれて
今朝は 息もつけないほどの 花粉
泳ぐように 漂うように
踊るように 夢みるように
しめった貝殻を 踏みしめる
いつまで待っても まだ来ない
でたらめな 二元論 語る口を ふさいだ
体を飾る 画用紙 ガラス プラスチック アルミニウム
いつまで待っても 終わらない

飼いならすことさえできず 飛んでいった
おまえを いま迎えにゆく
コールタールに沈む舌の上 赤いビー玉にとまれ
ひとすじの髪の毛にふれろ
おまえは二度と 籠のなか 泣いてはいけない

版画の騎士 愚かなる金属 アルコールランプ
やわらかな棘 棘は爪 割れるまで 鐘を打つ
青磁の船 屋根裏部屋 ヒヤシンス
黒く塗りつぶす 何度でも
無力さを いつくしむ 小さな手が

かげりゆく希望に 最後の明かりをともす
両目から こぼれ落ちた 火花
さようなら さようなら 軽蔑の日々よ

「破壊せよ」とささやく声に 誘われるまま
息つぎしようとあがく
もう 振り返ることはない

奴隷はヒロイン
砕けた仮面
コーヒーのなか おぼれて
撃ちぬく真空 ゆれた ブランコ

雑音 捨て去り
虚無へと つづく
家路 あなたひとり
やまない 進化へ 脈うつ余韻

真冬の街路 立ちのぼる白い吐息を好む 年老いたクモは
正六角形の網を織る 
日が落ちるまでだ やつらの栄光は

砂糖菓子を積み重ねた城壁
ただ もろく はかない

そして 笑う
彼のもとに すべての兵がつどう
あんなにも澄んだまなざしで
腹をすかせて

時間に満ちた 波紋 息吹
溶鉱炉はすでに満席 唾にまみれ あこがれのあの旋律のもとへ

バラの苗は 
可憐な鎖
合成された 結晶
きしむ音に 共鳴する日

心音 あふれて
記憶を たどる
夢路 あなただけは
見果てぬ楽園 導く こたえ

今日もまた 霧 ただ 深い霧が
これはきっと 楽譜に刻むべき現象で
泳ぐように 漂うように
踊るように 夢みるように
求めつづけていた それでも 

もう終らせよう なにもかも 明日こそ
おまえの歌は聴きあきた わたしの声はかれている
足もとの 抜け殻に 未練などなく
もう終らせよう なにもかも いますぐに

忘れ去られた 防空壕に わたしだけの水槽
酸化したぼろぼろのヒレで エンゼルフィッシュが
たった一匹 いつかむくわれるだろう
その憎悪 その慟哭

あたるはずのない天気予報 
無数の矢を 猛毒を 嘲笑を 痛みを 血液を
透明なビニール傘などではない まったく別の太陽が必要で
再会の場所は プラネタリウム
どんな方程式にも矛盾する結婚
ふたりの子供が ふたりを否定した世界を
もう一度あるべきかたちに つくりかえてくれるから

夜をおかす こだま絶えて
暗い水の底に溶けた 素顔

credits

from lantanaquamara​(​ラ​ン​タ​ナ​カ​マ​ラ​), released November 16, 2016
Songs by SO))), lyrics by Toshiya Kawamitsu

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lantanaquamara Tokyo, Japan

lantanaquamara is a Post Metal based J-Pop/Rock band from Tokyo.

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